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丸ノコって危険な道具なんでしょ?怪我をするリスクを取って使いたくないな……
丸ノコは危険な工具というイメージをお持ちの方は少なくないでしょう。
実際に丸ノコによる事故は発生しており、指を切断してしまう事故も起こっています。
ただし丸ノコは安全に使うことができれば、DIYをもっと楽しむことができる素晴らしい工具です。
今回は丸ノコを安全に使って、今後のDIYをもっと楽しいものにするために「丸ノコの安全な使い方とコツ」を徹底解説していきます!

丸ノコは安全に使うことができれば、とっても素晴らしい工具だよ!
手鋸では難しい真っ直ぐに切る事や、正確に切る事ができる電動工具です。
今回は「そもそも丸ノコってどんな工具?」なんて方にもわかりやすく安全な使い方を解説していきます!
それではいってみましょう!
DIY初心者の方
丸ノコについて知りたい方
丸ノコの安全な使い方を知りたい方

丸ノコは電動工具の一種です。刃が円状になっており、電気の力によってモーターが回転し、モーターによって刃が回転する事で強力な力で切断する事ができる電動のこぎりです。
丸ノコにはコンセントに差し込み電気を供給する「コード式」と、充電式バッテリーを使用する「充電式」があります。

今回は充電式で解説していくよ!

各々メリットがあり、コード式はよりパワフルに切断が可能です。その分重量があり、コードを誤って切断してしまうなどの取り扱いが難しい一面もあります。
充電式はコードの煩わしさがなく、コード式より軽量で取り扱いが容易であることが特徴です。しかし電気の供給がバッテリーなのでコード式よりもパワーが劣るデメリットもあります。
丸ノコのサイズは125mmや165mmと表記して販売されています。
この125mmってなんのサイズかご存知ですか?
これのサイズは「丸ノコにつけるノコ刃の直径」なんです!

僕は丸ノコを購入する前は「切断できる木材断面の寸法」だと思ってたよ。
実際は125mmの丸ノコだと、最大の切込み深さが47mmなので覚えておきましょう!
丸ノコには材料が回転する刃を挟み込み、意図せず反発する現象が起こることがあります。
この現象をキックバックと呼びます。

キックバックは超重要だから覚えておいてね!
丸ノコの事故で一番多い原因が、キックバックによるものです。
キックバックを起こさないようにするには、台と台の間で切断しない、無理な力を丸ノコに加えない事が大切です。
実は丸ノコはフリーハンドで使用すると危険な工具なんです!
大前提として、丸ノコは直線に材料を切る電動工具です。
丸ノコで切る時に曲がってしまうこと自体が危険なんです。
切っている時に曲がってしまうと、キックバックが起こる危険があります。

そうは言っても曲がっちゃうよね。
やっぱり危険な工具じゃない?

曲がらないために、補助の道具を使うんだよ!
ここからは安全に使うために持っておきたい道具を解説していきます。
エルアングル(15cm)

丸ノコに当てて木材を直角に切るために道具です。
このエルアングルは、丸ノコを安全に使うなら必須の道具です!
エルアングルがなければ真っ直ぐに切ることは難しいですし、安全に使えないと言っても過言ではないでしょう。

丸ノコ定規(Tスライド)

丸ノコにつけて一定の幅に切ることができる道具です。
合板などを棚などに加工する時に、縦に切って使うことがあると思います。
縦にフリーハンドで切ることは非常に難しく、Tスライド定規も必須の道具です!
Tスライドは色々な価格、形のものがありますが、薄板も対応しているものがおすすめです!
サイズは45cmがおすすめです!合板を半分に切りたい時に45cmあると便利ですよ!

フリーアングル
材料を45度など角度をつけて切りたい時に使用します。
角度をつけて切りたい時は必須の道具です!
フリーアングルは分度器のような目盛が付いているため、角度を合わせて線を書きたい時にも使用できます!

エルアングル(1m)
コンパネの長さを切りたい時は、エルアングルの1mのものがあると便利です!
最初に紹介したものは15cmのエルアングルでしたが、それの大きいものですね。
サブロク板など板材を切りたい時は、あると便利な道具です!

マキタ 鮫肌
鮫肌とは商品名で、丸ノコのチップソー(のこ刃)ですね!

チップソーなら丸ノコに付いてるよ?
この鮫肌はただのチップソーではないんです。一言でいうなら、めっちゃ切れます。
丸ノコを安全に使うには切れるのこ刃が必要です。
切れ味が落ちているのこ刃では、上手く切れなかったりしてキックバックの原因になります。
この鮫肌は初めて丸ノコを買った時に付いてきたのこ刃なんですが、切ってるとは思えないくらい滑らかに切れていきます。
少し値段が高いですが、あると便利な道具になります。


まだ丸ノコの使い方を解説しないの?注意点とかいいから教えて!
丸ノコの使い方はスイッチを入れて、木材を切るだけなので直感的に作業することが可能です。
ですが、丸ノコは注意点を知っていなければ安全に使うことはできません。
注意点を理解してから、使用することで初めて安全に丸ノコを使えるようになります!
キックバックを起こすような切り方をしない
丸ノコを安全に使うためには、キックバックを起こさないことが大前提です。
キックバックは「こういう切り方をすれば必ず起こる」と言える切り方があります。

イラストのように台と台の間で切断しようとすると、必ずキックバックが起こります。
なので絶対にこのような切り方をしないことが大切です。

どうしても台と台の間でしか切れないような時は捨て板を使おう!
捨て板とは、切断する木材に敷いておく傷がついてもいい下敷きです。
断熱材のスタイロフォームやいらない合板を下敷きにすると安定します。
他にも材料を立て掛けた状態で切断すると、キックバックは確実に起こります。
立て掛けた状態での作業は避け、安定した場所で作業を心がけましょう。
体の構え方に注意
丸ノコの後ろに立つことや、後ろに手を置くことはとても危険です。
万が一キックバックした際に大怪我に繋がる原因になります。
丸ノコを使用するときは切る方向の正面に体を向けます。ただし丸ノコの後ろには立たず、半身になり構えます。材料をしっかり手やクランプで抑え、切る事を心掛けましょう。

手袋は使用しない

手袋した方が保護されるし安全なんじゃないの?
実は丸ノコに限らず、回転する電動工具に手袋はNGなんです。
手袋は回転に巻き込まれる可能性があり、巻き込まれてしまうと手を切断する大怪我に繋がります。
特に丸ノコは1分間に5000回転するほど高速で回転してるので、巻き込まれたら大怪我は避けられません。
手袋だけではなく、首からタオルなどを下げて作業することも危険です。
手袋と同じ理由で巻き込まれると危険だからです。

他には回転に巻き込まれそうな服装もNGだよ!
安全カバーをロックする
結構やってる方が多いのが、安全カバーのロックです。
職人さんだと特にやってしまう行為ですね。
安全カバーは丸のこが仮に体に触れてしまった時でも、丸ノコの刃が触れないようにするためのものです。
それをあえて作動しないようにするのは、非常に危険です。

誰かがやってても真似したらダメだよ!
ここから丸ノコの使い方を解説していきます。

やっと使い方の解説か〜
しかしここまで読んでいただけた方は、ほとんど安全に使うことができると思います。
なのでここからはほとんど基本の作業になります。
それではみていきましょう!
事前準備
刃に欠けや曲がりなどが無いか確認しましょう。欠けや曲がりがあると仕上げ面が粗悪になり、欠けが回転で引っ掛かり怪我や事故の原因になります。


指で刃のガードを持ち上げると刃が見やすいよ!
刃物なので怪我に気をつけてね!
刃とベースが直角であるか確認しましょう。直角に切るためには精度の高い丸ノコが必要です。
直角はさしがねやスコヤで確認できます。スコヤは直角の精度がさしがねより高いためより正確に確認ができます。

切る材料に当て刃の出具合を確認します。材料より5mm程度出すのが良いです。
もし材料に当てることができないなら、さしがねを使って調整しましょう。
ノコ刃は後ろについているレバーを緩めることで調節できます。


写真だと分かりづらいけど、丸ノコの後ろのベースの上にレバーがあるよ。
基本の使い方【木材を切る】
丸ノコは構造上、使用者から刃が見えません。そのためブレードに刃が通る目安の切り欠きが施してあります。
この時ノコ刃は材料にはまだ触れないようにしましょう。


切り欠きは2つあって写真であわせている方が直角に切る目安だよ。
もう一つは45度の角度で切るときの目安だよ!
角度をつけると目安も変わるので気を付けてね!
真っ直ぐな線の書き方はこちらを参考にしてください↓

スイッチを入れ刃を回転させます。この時ロックオフレバーがある機種はレバーを押し下げます。スイッチのすぐ上にあると思います。
最高回転になるまでそのまま待ちます。回転が不十分だと切れなかったり、傷をつけることになったりするので気をつけましょう。


オフロックレバーは充電式丸ノコにある機能で、レバーを引かないとスイッチを入れても刃が回転しない安全機能なんだ。コード式にはついてないよ!
回転が十分になったら切り始めます。切り始めたら丸ノコをゆっくりと前に進めていきます。無理に押してはいけません。
丸ノコには切り進められるペースがあるので、一定の速度で押しながら切ります。

危険なので途中で向きを変えたり、引いたりする事は危険です。
もし曲がってしまった場合などは、必ず回転を止めて完全停止した後に初めからやり直しをするようにしましょう。完全に停止した位置から再度スイッチを入れ切り進める事はやらないようにしましょう。キックバックの原因になります。

丸ノコの置き方
丸ノコは刃を上向きにして置きます。丸ノコはベースが命です。ベースが傷付けば、仕上げ面にも傷が付いてしまいます。また直角が狂えば正確な加工が出来なくなってしまうので、必ず上向きで置くようにしましょう。
上向きで置くのに抵抗がある方は木材の上に乗せておけば大丈夫です。乗せた木材から丸ノコが落ちないように注意してください。



ベースとは切るときに材料に乗せる金属の部分だよ。
「ベースは丸ノコの命」って親方によく言われたな〜
丸ノコの刃は使用する程切れ味が悪くなります。切れ味が悪くなると仕上りが悪くなったり、電池の消耗が速くなったりするので悪くなったと感じたら早めに交換しましょう。
それでは交換方法を解説していきます。
丸ノコにはノコ刃交換用の六角レンチが付属で付いています。
レンチが付いている場所はメーカーで異なるので探してみてください。
マキタの18V丸ノコはバッテリーの上に付いています。


コード式丸ノコは本体にはレンチがついていないよ。
購入した時に別で付属されているよ!
シャフトロックを押し込んでいる間はノコ刃がロックされます。

ノコ刃を押さえているボルトを外します。


写真の左から、ボルト→アフタフランジ→ノコ刃→インナフランジの順番にパーツが取れます。
インナフランジまで取らなくてもノコ刃交換は出来るので取らなくて大丈夫です。
丸ノコのノコ刃には回転方向があり、矢印が書いてあるので取り付ける際には向きを間違えないようにしましょう。
古いノコ刃と新しいノコ刃の交換ができたら先程と逆の順番でパーツを取り付けましょう。
今回は丸ノコの使い方を記事にしてみました!
丸ノコは非常に便利な工具です。安全に使うことでもっとDIYを楽しんでいただけるかと思います!
ただし間違った使い方をすると重大な事故を起こす工具でもあります。実際私も大工時代に丸ノコでキックバックを起こし、大怪我を負っていたかもしれない経験をしました。丸ノコの後ろに立たないように気を付けていたので怪我はしなかったです。
皆さんには安全に使用していだだく為に注意点から解説しました。
次に使い方を解説しました。丸ノコは使用するまでの準備が大切です。間違った使い方はせずに安全に正しく使用しましょう!
丸ノコの使い方がわかった、丸ノコに興味が出た、面白いと思っていただけたら嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!