どうも!のこぎりうさぎです!
DIYでも本職でも大活躍の、インパクトドライバー!
インパクトドライバーはどんなに長いネジでも、締めることが得意な工具です!
ただしネジを締める以外にも、インパクトドライバーで出来ることは沢山あります!
今回は「便利なインパクトドライバーの使い方」について解説してきます!

ネジ締めが意外と難しい……

インパクトドライバーってネジ締め以外に何に使えるの?
こんなお悩みの方に基本的な使い方から、便利な使い方まで初心者の方にもわかりやすいように徹底解説していきます!
インパクトドライバーの使い方を知りたい方
インパクトドライバーってどんな工具か知りたい方
インパクトドライバーをもっと詳しく知りたい方

そもそもインパクトドライバーってなんなの?
インパクトドライバーとは電動工具の一種で、建設現場やDIYまで幅広く使われています。
名称は略して「インパクト」とも言われます。
インパクトドライバーはネジに対して打撃(インパクト)を加えながら、先端のビットが回転する工具です。
ネジ締めが得意
インパクトドライバーは主にネジ締めが得意な工具で、木材、鉄板、コンクリートまで幅広くネジ締めを行うことが出来ます。
打撃を内部で発生させ、それをネジに加えることでパワフルに締めることができる工具です。
またインパクトは先端のビットが取り外し可能です。これを交換することで穴あけ、攪拌、研磨などが可能な工具にもなります。
ドライバードリルとは別物
似ている工具にドライバードリルという電動工具があります。
ただしインパクトドライバーとは先端のチャックが違います。
インパクトドライバーでは六角軸、ドライバードリルは丸軸と六角軸の両方が付けられるソケットになっています。
またドライバードリルには打撃を加える能力はないです。その代わりドライバードリルにはインパクトドライバーには出来ない「トルク調節」が出来ます。トルクとは回転して締め付ける力のことです。

インパクトドライバーについて分かったよ!次は使い方も教えて!
それではここからはインパクトドライバーの使い方について解説していきます。
充電式のインパクトドライバーを使用して解説します。
コード式のインパクトドライバーを持っている方も、電源が違うだけで使い方はほとんど同じです。
インパクトドライバーの基本のビスを打つまで、準備から一連の流れを解説していきます。
インパクトドライバーの事前準備
充電式のインパクトドライバーならバッテリーを使用するので、まずはバッテリーの充電を行いましょう。
充電方法は充電器をコンセントに差し、充電器にバッテリーを装着するだけです。

メーカーやボルト数によって充電器の形やバッテリーの形状が違うので、専用の充電器とバッテリーを使用しましょう。
またバッテリーは消耗品のため長く使用していると、すぐに充電が切れるようになったりしますので注意が必要です。

メーカーの純正品を使おうね
模造品は事故に繋がるからよく確認してね!
充電が出来たらバッテリーを装着していきましょう。
インパクトドライバーにしっかり「カチッ」と音がするまで差し込みましょう。

バッテリーが装着できたらビットを装着しましょう。
その際インパクトが作動しないようにロックをかけておきましょう。

インパクトドライバーは先端のガイドスリーブが動くようになっています。ガイドスリーブを引き、ビットを差し込みます。

正しく装着できたか必ず確認しましょう。ビットを軽く引っ張り、抜けないことを確認します。
ビットにあそびがありますが、それは問題ありません。

ビットがカタカタいうけど大丈夫!
周囲の安全を確認しましょう。
不安定な場所で作業していないか、子供やペットが巻き込まれる位置にいないか等、必ず安全確認をしましょう。これを怠ると重大な事故につながる可能性があります。

安全確認ヨシッ!
インパクトドライバーでネジを締めていく
準備が出来たらネジを締めていきましょう。
順番に解説していきます。
インパクトには右回転(正転)、左回転(逆転)があります。
回転方向は手元のボタンで切り替えることが出来ます。
右手で使用する時は、ビットを下向きに「人差し指で押せば右回転、親指で押せば左回転」です。
基本的にネジを締める際は右回転なので、人差し指でボタンを押し込みましょう!


写真でライトの左側に出てるのが回転方向のボタンだよ!
ビットにネジを当て溝にしっかりと密着するように使用します。


磁石付きのビットだとネジが落ちにくいよ!
ポイントは木材にネジを当て、少しめり込むようにすると安定しやすくなります。

写真ではネジを指で支えられていませんが、実際はネジを指で支えると正確に締めることができます。
スイッチを引き、ネジを締めていきます。

インパクトでネジを上手に締めるコツをまとめました。
- ネジに対して真っ直ぐビットを当てる
- ビットが外れないようにしっかり抑える
- スイッチは2段階に分ける
順番に解説していきます!
ネジに対して真っ直ぐビットを当てるとは、ビスの角度にインパクトドライバーも合わせるということです。
垂直に締める時はインパクトドライバーも垂直に、45度で打つ時はインパクトドライバーも45度に合わせます。
これが曲がっているとどんなに力を込めても、スイッチを引いてもビスは締まりません。
次にビットが外れないようにしっかり抑える時は、強く抑えればいいという訳ではありません。
逆に強く抑えすぎると、ネジから外れてしまったりネジが曲がったりします。
ネジをインパクトで抑えたとき、木材に少しめり込む力でそのまま締め切ると上手くいきます。
最後にスイッチは2段階に分けるですが、インパクトドライバーはネジを締める時は、ネジの1/4くらいまでは優しく締めます。
優しく締める時は半分くらいの力で締め付けます。
そこから強くスイッチを入れて最後まで締め付けると上手に締め付けができます。

ビスがしっかり締められたら基本の使い方は完了です!

ビットを変えることで色々な用途に使用できます。
この際ビットは必ず六角軸のものを選びましょう。
ドリルで穴を開ける
ドリルビットを使用すれば、材料に穴を開けることができます。
応用する事でほぞ穴の加工もできますよ!

自由錐で大きめの穴を開ける
自在錐を使用することで、合板などに大きめの穴を開けることができます。
合板に穴を開けるならジグソーでも出来ますが、正確に円を出すなら自由錐一択です。
ただし錐が折れやすいでのゆっくりと開ける様にしましょう。
ペイントミキサーで撹拌する
インパクトに装着できるペイントミキサーがあれば塗料など低粘度の撹拌に使用できます。
塗料はよく撹拌して使用しないと塗装が均一にできない事もあります。
かと言ってDIYに使用する塗料に攪拌機は要らないので、非常に便利なアイテムですよ!


ビット次第で色々な事ができる!

ビットは種類が豊富にあるので、よく使うものをピックアップしました。
これまでに僕が使用してきたものなので、何を購入するか迷っている方は参考にしてください。
プラスビット
プラスビットには1番から3番のものがあります。
2番の規格が主流なので2番を選ぶと良いと思います。
ビットの形状はトーションビットがおすすめです。
打ち込み時に衝撃を軽減してくれるため、ネジ頭からビットが外れずらくなり、ネジ頭を潰すことが予防できます。それによりビットも長持ちします。


写真の左側がトーションビットだよ!
真ん中の紫の部分で衝撃を吸収してるんだ

四角ビット
スクエアビットとも呼ばれます。ウッドデッキや金物に使用します。
普段目にすることは少ないですが、使用することで完成度を上げることができます。
ウッドデッキビスなどを購入すると付属の専用ビットが付いてくる場合もあります。

ドリルビット
木工用と鉄工用のドリルビットがあります。
木工用は9mmのものがあると便利です。
用途に応じて大きいもの小さいものを選ぶと良いでしょう。
鉄工用は数種類入っているものがおすすめです。
硬い木材(ケヤキ、ガンバツ等)に下穴を開けるときにも使用します。


写真の左側が木工用、右側が鉄工用だね!
ソケットビット
ボルトやナットを締めるときに使用します。
購入の際は締めたいボルトに合うサイズのものを購入しましょう。
建築金物は19か21サイズのソケットが多いです。


インパクトでソケットビットを使用すると、ビットの部分が折れやすいから気を付けてね!
今回はインパクトドライバーの基本的な使い方と応用を解説しました。
まず基本のネジ締めでの使い方を解説しました。インパクトはネジ締めが得意な工具です。
次に応用して色々な使い方を紹介しました。ビットを変える事で色々な用途に使用出来ます。
インパクトには色々なビットがありました。今回は1部しか紹介出来ませんでしたが、お好みのビットを探すのも楽しいですね!
インパクトドライバーは便利な道具ですが、初めて電動工具を触る人には難しく感じるかもしれません。
今回でインパクトの使い方が分かった、少し興味が出たと思ってくれたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!